テープ起こし会社にオーダーする場合、期待に沿ったデータを手に入れるために考慮しておきたいポイント3点をご紹介します。品質・納期・料金のどれを最重視するのかをテープ起こし会社にあらかじめ伝えることで、無理の無い長期関係を築くことができます。
1. 優先順位を下げる
テープ起こしを依頼するお客様は、下記の三点を重視することが多いようです。
• 正確さ（品質）
• 納期
• 料金
しかし、この3つの要素がベストな状態で釣り合うことって、なかなかないのです。品質は申し分なく、納品も素早く、かつ料金も安い。そんなすばらしいサービスを実現するのは、とても難しいことです。どれかをあきらめないとなりません。したがって、テープ起こし会社に依頼するお客様におすすめしたいのは、この3つの要素の中で、どの「優先順位を下げるか」を、常に認識しておくことです。
2. テープ起こし原稿をどう使いますか？
たとえば、社内の気軽な会合の場合を考えてみましょう。会議の様子をICレコーダーで録音し、あとでテープ起こしをして議事録にまとめる作業を行うとき、必ずしも交わされた会話の一字一句を正確に書き起こす必要はないこともあるでしょう。要点だけ把握できればよい場合もあるはずです。そんなときには、「正確さ」の優先順位を下げればよいわけです。料金と納期を最優先とするならば、現実的な選択肢が拡がります。
対照的に、医療に関するテープ起こしでは、正確さが最優先事項です。医薬品の名前や治療方法などの専門用語を多く含む内容のときには特にそうです。人命にかかわる医療現場での重要なやりとりは、一字一句正確に書き起こす必要があるでしょう。そんなときは、「正確さ」を最優先事項とし、「納期の速さ」または「料金の安さ」の優先順位を下げるのが現実的です。作業を急いだり、安く済ませたりしようとするほど、正確さに影響が出て、結局それを補填するために、さらなる時間やコストがかかってしまいます。
3. 目的を見据えて始める
テープ起こし会社は、お客様がなにを最重視しているのかを常に模索しています。
テープ起こし会社は品質・納期・料金の三角形のバランスを保つのが難しいことをよく知っており、結局、どれかの優先順位を下げることが、翻ってお客様のためになることをよく知っているからです。
ご依頼する際には、どれを最優先とするのか、どの優先順位を下げてもよいかを考えて、テープ起こし会社にぜひ教えてください。テープ起こし会社も安心して業務に取りかかることができ、お客様に期待に見合った価値をご提供できるはずです。
